2023年09月19日
8月31日,YMSの生徒たちが新潟大学医学部医学科と新潟大学地域医療教育センター魚沼基幹病院を訪問し見学させていただきました。
医学部医学科では,新潟大学脳研究所や顕微解剖学教室を見学させていただきました。
脳研究所では,ヒトの脳を用いた研究をしており,地方の大学ながら最先端の世界的な研究機関であることに,生徒たちは驚き,眼を輝かせていました。
魚沼基幹病院では病院内を見せていただきました。
アンプルピッカーや瞬時に画像が結合される電子カルテなど,人が少なくても効率よく進められるよう,自動化を徹底した高度なシステムをもつ病院でした。

新潟大学医学部医学科見学
新潟大学医学部 顕微解剖学教授 芝田晋介先生(写真左)
新潟県福祉保健部 副参事 前田一樹先生(写真右)

新潟大学地域医療教育センター魚沼基幹病院見学
YMS生物科 高橋先生(写真左)・魚沼基幹病院 副病院長 髙田俊範先生(写真右)
以下、生徒からの感想文を一部紹介します。
今回の研修で、新潟県の最先端医学研究の概観、医療の現場の実態が垣間見えたように思います。私は大学進学後、研究に重きを置いて活動しようと考えているのですが、医学系のラボを見たのは初めてだったので、脳研はとても新鮮で興味深かったです。培養がん細胞と遺伝子組み換えゼブラフィッシュを見せていただいたのが強く印象に残っています。教授の方々が質問に熱心に答えてくださったり、気さくに話しかけて下さったり、教育の手厚さを感じました。
魚沼基幹病院では、医師不足を凌駕するような最先端の機械を導入した自動システムに驚きました。今まで何となく、東京の総合病院の方が先端技術を導入されているイメージがあったのですが、ここまでのシステムを見たことはありませんでした。
今日の機会で、新潟県の医師不足の現状を知り、少しでも自分が貢献できたらという気持ちが生まれたと同時に、今まで深く考えず決めようとしていた自分の進路を見つめ直す、いいきっかけになったと思います。(細田 日菜子)
今日新潟大学と魚沼基幹病院を見学して、新潟県が一丸となって若手医師を育成することに力を注いでいることがわかりました。
さらに臨床はもちろんのこと研究施設も整っていて例えば日本で唯一の人間の脳を扱う研究所もあることから、臨床も研究もどちらもできる環境であることがわかりました。私は脳神経疾患の治療の実践に興味を持って医師になりたいと考えたので是非脳研究所で働きたいと考えています。
特に私が魅力を感じた点は新潟大学にある研究医養成コースです。
1年時から研究室に出入りすることができ、研究医養成コンソーシアムに参加して大学を超えた研究活動をしていくことができるという点は、将来、臨床・研究をすることで社会に貢献したいと考えている私にとって魅力的でした。
さらに私は世界の方々と交流したいという強い思いを持っていたのですが、新潟大学は私が見たことのあるどの大学よりも様々な国々と連携しているというところに魅力を感じました。
魚沼基幹病院では、院内の雰囲気が魅力的で設備が新しいものであったので恵まれた臨床環境だと感じました。
さらに新潟市内は過ごしやすく、研修医の先生方からも評判が良いことから、将来、新潟県で医療活動をするということも視野に入れてこれから先頑張っていきたいです。(髙橋柾喜)
先日は新潟大・魚沼基幹病院の見学ツアーを企画、実行して下さりありがとうございます。
大学入学を目標に日々を過ごしている私にとって、今回の貴重な体験は忘れてしまいがちな医師として地域で活躍する存在になることへの思いを更に強くしました。
とてもいい土地である新潟県に来年度から住めるようにあと数ヶ月を走り切りたいと思います。
今回は本当にありがとうございました。(T.H.)
新潟県福祉保健部の山賀さんには、実施の企画から当日のYMS生の引率まで大変お世話になりました。新潟大学医学部 芝田先生、新潟県福祉保健部 副参事 前田先生、魚沼基幹病院 副病院長 髙田先生、総務課係長 星野さん、その他今回の貴重な見学にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
2学期が始まり受験までの距離がグッと近づきました。実際に目にした新潟での体験が、生徒たちの医学部合格への道のりをより一層現実のものとさせ、モチベーションにも繋がっているのではないでしょうか。
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