日記

健康ハートウィーク2022

2022年09月05日

8月10日は健康ハートの日。健康ハートウィークは、毎日休みなく働いている心臓を思いやり、健康について考えるイベントです。

健康ハートウィーク2022のチラシ

健康ハートウィーク2022のチラシ

 

「健康ハートの日」は、日本心臓財団、日本循環器学会、日本循環器協会が共催する循環器病啓発プロジェクトで今年は期間を拡大し「健康ハートウィーク2022」と称して2週間にわたり多くのイベントを実施しました。
その最終日8月11日(木・祝)に、高校生・予備校生向けの特別企画「健康ハートウィーク2022(オンラインZoomウェビナー)」が行われ医学部専門予備校YMSの生徒4名が参加しました。

健康ハートウィーク スタジオの様子

 

健康ハートウィーク実行委員会委員長であり、総合司会の聖マリアンナ医科大学 薬理学 准教授 木田 圭亮先生もなんとYMSの卒業生であります。

聖マリアンナ医科大学循環器内科医師 木田圭亮先生

司会 聖マリアンナ医科大学循環器内科医師
木田圭亮先生

 

以下イベントの内容と、参加したYMSの生徒たちの感想文です。イベントの様子はYouTubeからもご覧いただけます。合わせてご視聴ください!


集まれ! 未来のドクター 心臓の専門医に聞く、医師(プロフェッショナル)とは?

~医学部受験から仕事まで本音で語ります!~

 

第1部 循環器領域で最先端を走るお二人の医師に半生を振り返ってもらい、今の自分と将来の自分のイメージと重ね合わせてみよう。

田端 実先生と佐藤 希美先生に以下の質問に答えていただいたVTRを視聴しながら、司会の木田先生と平田久美子先生(大阪医大卒 大阪教育大学教授)、コメンテーターの佐橋勇紀先生(岐阜大学卒 岐阜大学循環器内科医師)を交えて皆さんでディスカッションを行いました。

 

順天堂大学心臓血管外科教授 田端実先生

順天堂大学心臓血管外科教授 田端 実先生

筑波大学循環器内科助教 佐藤希美先生

筑波大学循環器内科助教 佐藤 希美先生

 

●高校生活について : 高校生の時の自分に会えたら言いたいことは何?

●医学部受験について : なぜ医師を目指したの?受験勉強においてモチベーションを保つ秘訣は何?

●医師としての仕事について : どうして心臓の医師を選んだの?心臓の魅力は何?未来の医療はどうなっている?

●プロフェッショナルとは? : あなたにとってプロフェッショナルの医師とは何?

 

 

 

第2部 心臓移植患者さんと語る、「いのちの贈りもの。」心臓移植って何?

心臓移植後10年以上にわたって元気に活動する清水理恵さんが、以下の貴重な内容を語ります。実際にオンライン参加もしてくださり皆で心臓移植について考えてみました。

●病気になる前 : スポーツウーマン+キャリアウーマンだった

●病気になったとき : 難病の始まりと見えない将来

●心臓移植を待つとき : 人工心臓とともに暮らす

●臓器提供の話のとき : 突然知らされる臓器提供の話と複雑な気持ち

●心臓移植後の話 : 病気の管理とその後の“普通の”暮らし

第1部、第2部、どちらも医学部を目指す皆さんにぜひ視聴していただきたい内容です。当日参加できなかった方はぜひご覧ください。

 

最後に、今回「健康ハートウィーク 集まれ!未来のドクター」に参加した4名のYMS生の感想文から一部抜粋してご紹介します。


健康ハートウィーク スタジオの様子

左から 髙橋さん,佐々木さん,田島さん,伊藤さん

 

第一部では循環器内科の木田先生、平田先生、佐橋先生に直接質問ができ、内科医として大事である問診、つまりコミュニケーションのポイントは、患者さんがリラックスして話せる環境づくりだったり、何気ない一言にも耳を傾けることなど、あらゆることに気を配ることが大事だと仰っていました。私自身、先生方のお陰で大変リラックスして撮影に臨めていたので、その言葉は大変説得力のあるものでした。
木田先生の「循環器科内科を含めて医療では、医師だけで無く看護師さんや全ての医療関係者とのチームプレイなので、そのプレッシャーは自分一人が抱え込むことはない」という言葉が、今までの先生方の話や患者さんの話を聞いて本当にその通りなのだと真に理解できました。
また、共に医学部を目指すYMSの3名それぞれの持ち前の対応力と、医学に対するリサーチ力、好奇心、そして日頃からのYMSでの「医のアート」による台本ではない真の理解に基づいた知識によって、2時間の番組収録を楽しみ、貴重なお話を吸収して帰るという本当に素敵な体験を致しました。この3人と参加できたことを誇りに思います。
最後になりますが、「集まれ!未来のドクター」の企画にお呼びして頂き、ありがとうございました。身の引き締まる想いでいっぱいです。この先の私の人生において、木田先生のような方々と一緒にお仕事ができる機会があると大変嬉しいです。(髙橋 紀勝)

 

失礼ながら、この企画のお話をいただくまで、健康ハートウィークというものを知りませんでした。これを機に、より多くの方々に、循環器や移植について知っていただくと同時に、私たちが少しでも力になれていれば幸いです。
今回、平田先生の楽しいお話や、高校の大先輩である木田先生の、高校生活や受験について伺えたことはとても刺激的でしたが、心臓移植経験者である清水さんのお話も、大変心に残るものでした。VTRの中で清水さんがおっしゃっていた、移植の重さを感じ、「1人で生きているのではなく、共に生かされている」という言葉には感銘を受けました。清水さんしか話せない、貴重なお話を聞くことができ、もっと知りたいと思いました。そして、今なお挑戦し続ける清水さんの姿がとても格好良く、素敵で、私もそのような人になりたい、と強く思いました。
木田先生、平田先生、佐橋先生、そして、スタッフの方々、この度はお忙しい中、貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。先生方が場を和ませてくださったおかげで、とても楽しく、大切な思い出となる時間を過ごすことができました。来年は、医学生として、そしていつか、いい医者となって、健康ハートウィークに戻ってくることができれば嬉しいです。(佐々木 果音)

 

医学部を目指していても実際の現場を見ることができない中で現役の医師である平田先生、木田先生と佐橋先生の話や田端先生と佐藤先生のインタビューであったり、心臓移植という難しい経験を乗り越えた清水さんの話を聞くことができてとても良い経験と思い出になりました。
清水さんのお話では術後のリハビリなどの努力や「元気になる!」と言う意思の強さに感激しました。他の人の心臓をもらって感謝の意を込めて「共に生きる」ことを心がけていると言ってました。自分には親が毎日3食作ってくれることなどの当たり前と感じてしまってることに対しての感謝が足りないなと思いました。どれだけ小さいことでもありがとうの気持ちを忘れずに生活していきたいです。
先生方のお話の中で特に印象に残ったのは心臓外科であったり循環器系内科を選んだ理由です。命の象徴であるとか治療したらすぐに良い結果が現れるからなどでした。実際自分がテスト勉強をしてすぐにテストの点が伸びたら嬉しいように、すぐに結果が見えるということが励みであったりモチベーションになるんだなと思いました。今回の講演を通して、心臓移植の将来性であったり心臓自体に興味を持つことができました。とても濃い内容で楽しかったのでまた来年のハートウィークは医学生として出演したいです!(田島 黎)

 

最近私はどのような医師になりたいのか、理想の医師像はと聞かれることが多いなかで様々なことを考えなおしました。その中で人と寄り添うとは簡単に言ってはいけないけれど多くの人が使ってしまいがちな言葉だなと思い、言葉の難しさも含めて悩んでいました。ですが、第一部で三人の先生方とディスカッションしてみて心臓への愛だけでなく患者さんに対しても凄く愛の深い先生方なのだろうなと感じる瞬間がたくさんありました。特に平田先生がどう責任ある仕事を乗り越えていかれているのかという質問に対して愛ですねときっぱり言われたときに、医師の仕事は技術だけでは成り立たない複雑で面白い仕事なのだろうと感じてさらにモチベーションにもつながりました。理想の医師像を上手くまとめて言葉にできるかと言われればまだまだですが、その点においても考え方や見方が大きく変わりすごくいい体験をさせていただいたなと思っています。
また、第二部では心臓移植をした清水さんの決断には、少なからず医師の方の力があったのだなと知り、ここまでも患者さんの人生に関わっていくのだなと痛感しました。人の人生を大きく左右する仕事ではあると思っていながら実際にそのようなお話を聞くことの出来る機会は少ないので、清水さんが「お医者さんや看護師さんに恵まれていたこともあって支えられた方へ恩返しも大きく頑張り続けられた」という風におっしゃっていて、すごく身をもって医師や看護師の見え方や存在を感じました。(伊藤 花梨)

 

木田先生をはじめ、健康ハートウィーク実行委員会、日本心臓財団・日本循環器学会・日本循環器協会のみなさま、メディカルクオールのスタッフのみなさま、今回は貴重な企画をありがとうございました。

 

 


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